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ふがいない僕は空を見た

ふがいない僕は空を見た

ふがいない僕は空を見た

窪美澄

2011年度本屋大賞部門
第2位

クチコミ( 1

高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが――。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R-18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作。

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「ふがいない僕は空を見た」 の評価/クチコミ

たまさんの評価:

最初は「女による女のためのR-18文学賞」第1回受賞作と聞いてどんなものかと手に取りました。

読むと冒頭から、かなりこと細かなセックス描写から始まってました。男子高校生の卓巳とアニメ好きの主婦里美。アニメのコスプレをしながら「ムラマサさま~」と里美は叫ぶ。最初はなんなの、これは、外れだったかなと思いましたが、卓巳は性欲のために里美とセックスしているとずっとそう思っていたが、最後になって本当は最初から好きだったときづく。里美は不妊治療をしていて、そのことを姑に執拗に迫られ、夫はかなりのマザコンで何も言わないという。出てくる人達はかなしい人達で、不妊治療の話や、最後の章に出てくる卓巳の母親の経営している助産院の話など、やっぱり女のための小説なんだなと感じました。

印象に残っているのは卓巳の母親が「助産院という仕事をしていると、自然分娩に強いこだわりがあると思われるけど、本当のことをいえば、母親と赤ん坊が無事ならば、自然分娩だろうと、無痛分娩だろうとどんな方法だってかまわない。…」と助産院から急きょ病院に運ばれて帝王切開になった母親が、自分は母親失格だといったエピソードが考えさせられました。

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