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オーデュボンの祈り

オーデュボンの祈り

オーデュボンの祈り

伊坂幸太郎

2004年度

クチコミ( 1

コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去られて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか?卓越したイメージ喚起力、洒脱な会話、気の利いた警句、抑えようのない才気がほとばしる!第五回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞した伝説のデビュー作、待望の文庫化。

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「オーデュボンの祈り」 の評価/クチコミ

じょえたすさんの評価:

地図に乗っていない、半鎖国の島での話。

この島には常識では通じないようなものが沢山ある。

理不尽な死や、しゃべるかかし。その他にも、一昔前の人里離れた農村であるような「その島でしか通じないようなルール」が沢山ある。

こんなのありえない、と思うようなことを、島で主人公は沢山目にする。

主人公も不思議な島での出来事に驚きはするが、すぐに受け入れてしまう。読んでいるこちらも割とすんなり島のルールに慣れて、不思議な世界感を味わう事が出来るだろう。

不思議な島と並行して、主人公がいなくなった日本での物語も進んでいく。

別れた恋人や、犯罪者を追う警察。働いていた会社での思い出など。

よく見慣れた世界で、こちらの方が本来の僕たちの生活に基づいた物語なのだが、島での出来事に慣れた目には日本での出来事は夢がなく、汚れているようにすら感じられる。

異世界に入り込む感覚と、後半の伏線の回収の仕方は快感の一言。

後にこれが伊坂幸太郎のデビューだと知ったが、そうとは思えない完成度だった。

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