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クライマーズ・ハイ

クライマーズ・ハイ

クライマーズ・ハイ

横山秀夫

2004年度本屋大賞部門
第2位

クチコミ( 1

1985年、御巣鷹山に未曾有の航空機事故発生。衝立岩登攀を予定していた地元紙の遊軍記者、悠木和雅が全権デスクに任命される。一方、共に登る予定だった同僚は病院に搬送されていた。組織の相剋、親子の葛藤、同僚の謎めいた言葉、報道とは―。あらゆる場面で己を試され篩に掛けられる、著者渾身の傑作長編。

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「クライマーズ・ハイ」 の評価/クチコミ

ひげなしルイージさんの評価:

横山秀夫さんはミステリー作家という印象が強かったのですが、良い意味で裏切られた一冊でした。1985年に実際に起きた御巣鷹山の航空機墜落事故を題材にしており、現実に起きた事象とフィクションを織り交ぜつつ、地方新聞のデスクを主人公にして心の葛藤が描かれています。

タイトルの「クライマーズハイ」とはいわゆる登山用語ですが、高い山や急峻な山に登っている途中に、危険をわかっていながらも気分的にハイな状態になってしまうことを言います。趣味で登山が主人公が山に登るシーンが非常に本作の重要なポイントとなっています。

家族、友情、仕事、命など様々なテーマが含まれた内容ですが、私が最も心打たれたのは仕事へのこだわりです。飛行機事故の報道のあり方について社内で揉めて窮地に立たされる主人公、責任者として様々なジャッジをするシーンがありますが、ブレずに「読者」の事を考えて考え、判断する生き様がとても感動します。読み終えて、明日からも仕事頑張ろうと思えました。おそらく当時新聞記者だった著者はこれに近しい経験をしたのでしょう。とても心に刻まれる記憶に残る一冊でした。

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