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ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー

伊坂幸太郎

2008年度本屋大賞部門
大賞

クチコミ( 7

衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こっているんだ?俺はやっていない―。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。

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「ゴールデンスランバー」 の評価/クチコミ

やまもんさんの評価:

伊坂作品はどれも好きですが、これは、もう、別格です!

青春18切符の旅行のおともに持って行ったのですが、電車移動中にずっと読んでました。

そして、2回くらい、読み返しました。

どの登場人物も魅力的です。

ロックな先輩だったり、花火屋のロッキーだったり。

20年後?のジャーナリストは、やっぱりあの人ですかね・・・。

ケネディ暗殺事件のオズワルドがモチーフ。

教科書倉庫ビルってなに?と思ったら、ケネディ事件で、教科書倉庫ビルからの暗殺だったんですね。

全然、知識がなかったので、ケネディ暗殺本をいろいろ読みました。

自分がオズワルドにされたら、どうするか?

きっとすぐ捕まっちゃいそう・・・。

でも、こういうのって、女性がハメラレる確率は低そうだ。

林真須美事件も、もしかしたら、冤罪かもしれないけど、冤罪と世間から思われるかどうかは、やっぱりその人の普段の生活ぶりがものをいうのだろうなぁ。

疑われないように、疑われても、信頼してもらえるようまっすぐに生きたいものです。

映画も見ました。堺雅人と竹内結子など、登場人物もイメージにあってて、よかったです。

KURIさんの評価:

 濡れ衣なのに首相を暗殺した犯人として追われ続ける主人公、青柳雅春と一緒に最後までドキドキし、「犯人じゃないのに追われ続けるなんて」「なんとかならないの?」「どこかで濡れ衣だったとわかってもらえるの?」とせつなくなりました。

 伊坂幸太郎さんの作品は登場人物や時間、場面が様々なところから始まるので、初めは短編小説の集まりかと思ってしまうぐらいで読んでいくのに少し根気がいるのですけれど、読み進めるうちにひとつひとつつながっていくおもしろさは格別です。

 主人公の青柳雅春の人柄ゆえか、いろいろな人が助けてくれ、たとえそれがうまくいかなくても、「人はそこまでしてくれるんだ」と胸がキュンとします。その中でも大学時代の恋人だった樋口晴子は、他の人と結婚して、4歳の娘もいるのですが、その芯の通った行動には青柳雅春を助けてほしい願いを受け取ってくれているようで自分のことのようにうれしくなりました。

 そういう結末しかないのか、と少しさびしいところ、最後には、ほわっとしたやさしさもつけ加えられていて、伊坂幸太郎さんの多数ある著書の中でも大好きな作品のひとつです。

アラサーパパさんの評価:

世の中には情報操作というものが本当にあるのだろうかと考えさせられる内容だった。世界、国、企業というものは不都合な真実を捻じ曲げて、都合の良い事実を作り出す。それを何も知らない人達に知らしめれば後は勝手に国民、住民が裁いてくれる。このサイクルはきっと生活している自分達が知らないだけで世の中では当たり前に存在している事柄なのかもしれない。と考えます。この本はそれを物語として示してくれているのでしょう。途中からの急展開や、ラストの結末まで目が離せない内容です。是非、色々な方に見てもらいたいなと思います。また人をすぐに信じる事が出来る人、逆に人を中々信じる事が出来ない人、どちらにも考えさせられる様なメッセージが沢山あります。オズワルドにされる。もしかしたら今の日本で連日ニュースに流れている殺人事件、もしかしたら本当にオズワルドなのかもしれません。それを国民の人が真実を知る事はまず無いとは思いますが。

yasunagaさんの評価:

原作を読んでから、映画を見たので、ちょっと映画は物足りなさを感じますが500ページの原作を140分にまとめた、中村義洋監督凄すぎます。とりあえず、原作の帯からあらすじを紹介。

仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えたーー。

映画では青柳雅春=堺雅人 樋口晴子=竹内結子 森田森吾=吉岡秀隆 小野一夫=劇団ひとり 佐々木一太郎=香川照之 黒いパーカーの男キルオ=濱田岳

のキャストです。

個人的には、樋口美人すぎるだろって感じです。

キルオ君。濱田岳さん、光っています。

イックさんの評価:

伊阪幸太郎という作家は文章が上手い作家さんだと思います。そして平均点の高い作家ということが出来るでしょう。コレといった代表的な1冊やずっと続いている人気シリーズといったモノはなくどの作品のレベルが高いのですから驚かされます。

 つまり代表作が1冊に絞れないのはそれだけ同じレベルの作品があり読者は選ぶことが出来ないからなんですね。だから多くの人に愛される作家さんだと言えます。

 このゴールデンスランバーは衆人環視の最中に首相が殺害されその犯人が自分だと報道されるんです。無実の罪を着せられた主人公青柳雅春の孤独な逃走劇を描いた作品です。

 第二部の事件の視聴者を読むと本当は主人公は悪い人なのかと思ってしまうような内容でそれがマスコミが流した世間の人からみた事件の真実なんです。

 物語の構成がとても面白いと思いました。そして無実の罪で逃げ回っている割には主人公は悲観していないというかタフというか決して楽観主義者でもないのに不思議なキャラクターだと思います。でもこのラストは伊阪さんにしては珍しく好き嫌いが分かれるかもしれませんね。 

堺さんの評価:

結末がまったく予想できないミステリー、それは間違いないと言えます。細かな描写が多く、何気ない会話のようであっても伏線がはられていたり、登場人物たちの心情がチラリと垣間見える部分が特に良いです。登場人物たち全員が非常に魅力的というわけではないのですが、共感できる部分が多く“人間味のあるキャラクター”だという部分は、自分が小説の中にいるかのように錯覚させられます。

小説前編を通してハラハラドキドキの連続ですが、追い立てられるような慌ただしさはなく、どっぷりとキャラクターの魅力やストーリ展開を楽しみながら読めるかなと思います。登場人物の立場になりつつ、また傍観者となりつつ、両方の立場を楽しみながら物語を楽しめる所がとてもよい部分です。また、伏線回収もしっかりしていますが、物語のどんでん返しが好きな人にはたまらないラストです。1回だけでなく繰り返して読むと、最初には気づかなかった伏線を見つけたり、登場人物の人物像がよりくっきりしてくるというのも魅力的に感じる部分の1つです。

うつうつさんの評価:

本屋大賞受賞柵の中で「これは面白い」と私が思った一番は井坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』でした。

 堺雅人主演で映画化もされましたが、本を読んだ時には、分厚い本でしたが本当に「一気読み」でした。「オズワルドにされてしまうぞ」というセリフ通りに「首相暗殺」という無実の罪を着せられた主事泣こうがとにかく逃げ回るというだけの話なのです。

 ところがそれに協力する人物が無敵なのか味方なのかが分からず見方だと思っていたら急に寝返ったような態度になったり、寝返ったかと思ったらそれが芝居だったりと、本当にハラハラドキドキの繰り返しのストーリーなのです。砂塵を犯した悪い人が急に助けてくれたり、昔の大学時代の友達が自分達しか知らない方法で連絡を取り合ったり、昔助けたアイドルが絡んできたりと、登場人物も多いのです。しかし、だからといって誰がたれだかわからなくなるようなこともなく、スムーズに話に溶け込んでいけるの はやはり作者の力量りぁわられなのだと思い感心しました。また、映画でも出てきましたが主人公が父のもとに「痴漢は云々」(ネタバレになるので書きません)という手紙を送った時には、これまでのハラハラドキドキからのどんでん返しの涙涙・・・でした。

 『ゴールデンスランバー』というのが「穏やかな眠り」という意味で、ビートルズの最後のアルバムに入っている曲だという事もこの本で知りました。主人公が危機に何度も襲われながらも最後には・・・という意味や、中心になる大学時代の友達が「ビートルズ」と同じ四人だという所もよく考え売られたところなのだろうなぁと感心してしまいました。読み終わってから思わず「ゴールデンスランバー」という曲の入っているビート馬頭の「アビーロード」というCDが聞きたくなり、レンタルではなく、自分の手元に置いておきたくて買ってしまいました。余談ですが、こちらも名曲でした。

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