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ジェノサイド

ジェノサイド

高野和明

2012年度本屋大賞部門
第2位

クチコミ( 2

急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか。同じ頃、特殊部隊出身の傭兵、ジョナサン・イエーガーは、難病に冒された息子の治療費を稼ぐため、ある極秘の依頼を引き受けた。暗殺任務と思しき詳細不明の作戦。事前に明かされたのは、「人類全体に奉仕する仕事」ということだけだった。イエーガーは暗殺チームの一員となり、戦争状態にあるコンゴのジャングル地帯に潜入するが…。

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「ジェノサイド」 の評価/クチコミ

hanakoさんの評価:

壮大なスケールで盛りだくさん、一つのストーリーにいろいろな要素が凝縮されている感じです。

進化した人間=超人類、凄惨な殺戮、人間が人間でなくなってしまう戦場、ここまでショッキングな描写をしなくても。。。というくらいの心にグサリと突き刺さるような描写が多々ありました。

それが戦場の真実なのかフィクションなのかは不明ですが、似たようなことが実際に起きているのだとすれば戦争は本当に恐ろしい、狂った人間にしかなせないものだと心底恐ろしく感じました。

印象の強い戦闘部分は枝分かれした枝の部分で、ストーリーの根幹は「超人類」だと思うのですが、枝葉が広がりすぎてメインテーマがあいまいになってしまっているように感じました。

ジェットコースターのように速く展開するストーリーと登場人物の多さ、舞台があちこちに飛び、複雑な人間関係などの要素を考えると、最後はよくまとめられたと感心しました。

余韻を残す終わり方で、その終わり方をするならあそこまで残酷な殺戮の描写が必要だったのかどうか。。。と思いますが読み始めたら止められなくなるのは間違いないと思います。

回転すしさんの評価:

人類が絶滅するとすれば、何が原因だと思いますか?

多くの方が、地球環境の壊滅的破壊や核戦争などを連想されるかと思います。

しかし、もうひとつの可能性、つまり人類よりも優れた種の誕生により、人類が地球上から駆除されてしまう事も考えられます。

荒唐無稽な話に思われますか?

確かに、私個人も可能性がゼロとは断言できないが、しかし実際には余り考えられないのではないかとは思います。

しかし、本書はこの敢えてのテーマを題材にしており、それが本書に得意な存在感を与えています。

あらすじを紹介すると、たった二人、地上に誕生した超人類が超大国アメリカと戦い、己を抹殺しようとする大国相手に己の生存権を確保するという物です。

文中の人物表現など、その断定的な内容にちょっと疑問を抱いてしまう所も有りましたが、しかし、娯楽作品としては十分な楽しさです。

中々特徴的なテーマと言う事もあり、いつもとは違った読書体験を楽しみたい時等におすすめですね。

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