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チルドレン

チルドレン

チルドレン

伊坂幸太郎

2005年度本屋大賞部門
第5位

クチコミ( 3

「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々―。何気ない日常に起こった五つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。

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「チルドレン」 の評価/クチコミ

やまもんさんの評価:

伊坂作品は、全部好きですが、「チルドレン」は特に好きな本です。

先日、旅行中に読み直していたら、なんと同じ電車に、2人も「チルドレン」を読んでる人がいたのです。発売後すぐでもないのに、なぜでしょうか。こんな偶然も伊坂的です。

陣内がとにかくかっこいいです。

こんな先輩が会社にいたら、めちゃくちゃだけど、面白すぎます。

めちゃくちゃだけど、筋が通った男です。

どのお話でも、陣内はかっこいいです。

私もどんどん奇跡を起こしていきたいです。仕事に誇りをもって、いきたいです。

「そもそも、大人が恰好良ければ、子どもはぐれねえんだよ」という言葉もぐっときます。

本当にその通りだと思います。

私にももうすぐ子供が産まれるのですが、ぐれないように、かっこよく生きたいものです。

映像化するなら、誰がよいかなぁと思いながら読んでましたが、これという人が思い浮かびません。

しいていえば、奥田民生とかよいかなぁと。(実際は、大森南朋で映像化されたみたいですが、いまいちしっくりきません。)

じょえたすさんの評価:

ちょっと変わった考え方をする、陣内という男の話。

短編形式で、話ごとにこの陣内という男に振り回されている犠牲者が描かれている。

陣内は変人で自分勝手で、独善的な価値観を押し付けるような人間なのだが、何故か作中で嫌われているような印象はほとんど受けない。

陣内は困ったやつだなあ、あいつならしょうがないか、という感じで、周囲にも生暖かく見守られているのだが、その認められているのは、きっと異常に高い行動力と、言葉の力強さに起因するんじゃないかなと思う。

実は、作品中で陣内に振り回される人たちの中には、主人公になってもおかしくないくらい個性の強い登場人物が何人か出てくる。

目が見えない青年と、その青年がつれて歩く盲導犬に嫉妬する恋人や、裕福な家で育ったがある事情から万引きをしてしまう少年と、その少年を脅すつもりが父親役になってしまった犯罪者など、話題の中心になってもおかしくない個性が脇役として納まっても物語が成り立つのは、陣内の言葉と行動の力強さのおかげじゃないだろうか。

僕は、第一話で陣内が歌うシーンから、他の登場人物よりずっと陣内のファンになってしまっていた。

イックさんの評価:

 私は基本的に日常の些細な謎なんかよりもミステリーが大好きで、中でも新本格と言われる名探偵が出てくる話が好きなんですが、全く間逆といったことチルドレンに完全にヤラレテしまいました。

 このチルドレンは「短編集の形をした長編集です」なんて本屋で意味の分からないPOPがついていたのですが、読んでみて素直にその言葉の意味を納得しました。同じ主人公で5つの日常の謎を描いた物語です。

 一見全てバラバラのお話なんですが、全部繋がって一つになるそんな不思議な話ですし、全て繋がった時の爽快感は是非とも多くの人に味わって欲しいと思います。

 このチルドレンの中で伊阪幸太郎独自の正義感や倫理観が表現されていて、私はその価値観を好きだなと思うのです。正義なんてものは本当は人それぞれのものの筈なんですが、今という時代はそれさえも統一しようとしているようにさえ思えるのです。それが少し息苦しいと私は思います。

 破天荒な主人公陣内は他人を顧みず、俺様気質で唯我独尊、出来れば自分の周囲にいて欲しくない人物ですがどこかまっすぐで憎めないので遠くからこっそり観察していたいですね。

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