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マリアビートル

マリアビートル

マリアビートル

伊坂幸太郎

2014年度

クチコミ( 3

幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの元殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。闇社会の大物から密命を受けた、腕利き二人組「蜜柑」と「檸檬」。とにかく運が悪く、気弱な殺し屋「天道虫」。疾走する東北新幹線の車内で、狙う者と狙われる者が交錯する――。小説は、ついにここまでやってきた。映画やマンガ、あらゆるジャンルのエンターテイメントを追い抜く、娯楽小説の到達点!

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「マリアビートル」 の評価/クチコミ

てらさんの評価:

本作は初期の伊坂作品の面影を残しつつ更に進化させた(色んな意味で)ノンストップサスペンスです。伊坂作品にはお馴染みのブラックユーモア満載で、特に『魔王』『グラスホッパー』を読まれた方には尚一層楽しめる作品じゃないかなと思います。というのも、『魔王』『グラスホッパー』に出てきた殺し屋が本作にも複数登場するからです。『オー・ファーザー!』とも少し関連があるかな?伊坂作品の面白さはどれがどのスピンオフかも分からなくなるくらい、各物語が世界観を共有しているところだと思うのですが、私は特にこのマリアビートルで「この人何かで読んだ…誰だっけ…」を繰り返しました(笑)東京から仙台までの新幹線の中で、それぞれの事情と悪意を持つ面々が騙し合い殺しあうという、なんとも殺伐とした内容なんですが、これがとっても面白くってとにかくスピーディー!私は一晩で一気に読んでしまいました。読み終えて暫くは『機関車トーマス』を見るたびにニヤッとしていましたよ(笑)最後のページまで楽しめる、良質なエンターテメント小説です!

だいちゃんさんの評価:

読み終えた印象としては全体を通して山がないな、と第一に感じました。

伊坂幸太郎さんのエンターテイメントな娯楽小説は好きですがだ、この作品に関しては、なんだか煮え切らないといった印象を持ちます。

物語がたくさん分散していって、後に大きくまとまるかとおもっていたのですが、予想に反して収縮して尻窄みになってしまった感じです。

そもそも、この物語は死者が出過ぎではないでしょうか。せっかくの高揚感や伏線への期待などが、緊迫感とともに消えていき、何とも空しい気持ちになりました。

リアリティもなく、都合の良い展開なのだから、あそこまで次々に殺さない方が良かったと思います。

また、中心になってくるキャラクターにもなんとなく魅力を感じませんでした。

幼稚な言動が目立ち、終始感情移入できずもやもやした気持ちで読み進めました。

加えて、前作の登場人物や内容が多数出てきていて、前作を読んでいないと?となるような場面が多々ありました。

ちぃさんの評価:

逃げ場のない新幹線の中でストーリーが展開していき、疾走感があり、テンポよく読み進められました。

人が良く、ツキから見放されたような殺し屋の七尾と狡猾で運も頭もいい中学生の王子の対比が面白い。

他にも元殺し屋の木村や、機関車トーマス好きの蜜柑と檸檬、前作から引き続き槿と鈴木、スズメバチなど、個性豊かな殺し屋がたくさんでてきます。

魔王 JUVENILE REMIXの設定を引き継いでいるキャラクターがいたり、前作からの登場人物がでてきていたり

伊坂幸太郎作品を継続して読んでいる人、漫画版魔王のファンの人にとっては、そういう細かい設定を探すのも面白いかもしれません。

前半でちりばめられた伏線が後半でしっかり回収されていて、多少無理のある場面は多々あるけれど、読了後の爽快感は抜群です。

グラスホッパーの続編という立ち位置ではあるものの、この作品単品でも十分たのしめます。

その後が気になる登場人物も何人かいるので、今後どう他の作品に登場し関係していくのかが楽しみです。

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