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名もなき毒

名もなき毒

名もなき毒

宮部みゆき

2007年度本屋大賞部門
第10位

クチコミ( 2

今多コンツェルン広報室に雇われたアルバイトの原田いずみは、質の悪いトラブルメーカーだった。解雇された彼女の連絡窓口となった杉村三郎は、経歴詐称とクレーマーぶりに振り回される。折しも街では無差別と思しき連続毒殺事件が注目を集めていた。人の心の陥穽を圧倒的な筆致で描く吉川英治文学賞受賞作。

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「名もなき毒」 の評価/クチコミ

まこさんの評価:

『誰か – Somebody』に続く杉村三郎シリーズの第二弾ですね。前作も読んでいたので、一も二も無く購入し、一気に読了しました。

今回も、お人好しでお節介で優等生ぶった彼の態度には辟易してしまいました。

しかし、人間の心の闇を鋭く抉り出していくストーリー展開の巧みさには脱帽せざるを得ません。さすが、宮部みゆきといった感じです。

上手く表現できませんが、人間の持つ光と影の部分をこれでもか、これでもかと繰り返し読者に問い掛けてくる見事な構成力には凄味さえ感じました。現代社会の抱える闇の部分を、シックハウス症候群問題、工場跡地を住宅化したことで引き起こされた土壌汚染問題、コンビニで購入した紙パック飲料に青酸カリが混入されているとも知らず、それを飲んだ人々が次々ろ死亡する事件、そしてトラブルメーカーとして解雇されたアルバイト・原田いづみはの人格障害的行為を通して描く手法は、この著者ならではのものでしょう。

「謝罪をしたら、一方的に悪いと思われてしまうんじゃないか」って思ってしまう感情は、誰にでもあると思いますが・・難しい、人間って。そう感じさせてくれる作品ですね。

ひかりさんの評価:

名もなき毒は前から知っていましたが、テレビでのドラマ化をきっかけに読み始めました。ドラマよりも内容に引き込まれ、展開を知っているにもかかわらず、ページをめくる手が止まらなくなりました。主人公のイメージはドラマの小泉孝太郎さんを思い浮かべながら読んだので、感情移入しやすかったです。

また個人的には昭和生まれで昭和の雰囲気が大好きなので、そういった副産物も楽しむことができました。

杉村三郎の性格も好感が持て、他のシリーズもぜひ読んでみたいと思います。次の作品、ペテロの葬列がとても気になっています。ドラマ化もされているので、小説から読もうか、ドラマからみて登場人物のイメージを植え付けてから小説を読むか悩んでいます。ドラマのキャストも豪華なので気になります。

宮部みゆきさんの作品は何作か読んでますが、どれもはずれがなく、集中して一気に読めるものばかりです。

今までで一番おもしろかったのは、レベルセブンでした。

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