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図書館戦争

図書館戦争

図書館戦争

有川浩

2007年度本屋大賞部門
第5位

クチコミ( 5

2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた。名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになったが…!?番外編も収録した本と恋の極上エンタテインメント、スタート。

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「図書館戦争」 の評価/クチコミ

すうさんの評価:

2019年の架空の日本。表現の自由を取り締まるメディア良化法が成立した日本で、武器をもって検閲を行う良化隊に対抗するため図書隊が武装した!という本当にあり得ないわけじゃないかもしれないと思わせる舞台設定です。

本当にそんな社会がきたら、ぞっとしますが。

武力勢力同士が戦うシーンがあるので、アクションものなのかもしれませんが、主人公の笠原郁の視点で恋愛や友情も含めて描かれるので、女の子なら共感でき、コミカルな部分も多くて読みやすいです。

主人公含め、イケメンと美女揃いでベタ甘の恋愛ありなので、そういうのダメ、という方は鳥肌立ちっぱなしかもしれません。

実際図書館に掲げてある「図書館に自由に関する宣言」が作品構想のきっかけになっているそうです。

読書好きで図書館に通う方には、絶対オススメなのですが、いかんせんベタ甘の恋愛模様が繰り広げられるので、オススメした男性の友人には拒否反応が出たそうで残念です。

アニメ化や映画化もされているのですが、やはり原作が法律や政治の駆け引きなども描かれていて絶対面白いと思います。

Lalaさんの評価:

映画化・アニメ化もされた本作品は、言論の自由を抑制しようとする動きにより攻撃対象となっている図書館およびその書籍を保護するための自衛組織に加入した背の高く力強い若き女戦士である主人公と、その教官を中心とした物語である。書籍が武力に脅かされる、ということは現代ではあまり考えにくいように思われるが、言論の統制や報道の規制は、日本を含める世界中で様々な見えない形で行われている。それがどれほど恐ろしいことかということも本作からは垣間見ることができる。ただ、本作が最もスポットを当てているのは憧れの戦士の影を追い求めて入隊した主人公と、そのおてんばで無邪気な彼女を管理する立場にある教官が繰り広げるラブストーリーである。なんだかありがちな設定のようにも思われるが、堅物で怖い人物である教官が次第にまっすぐな瞳を持つ主人公へと惹かれていく様子は引き込まれていってしまう。アニメとも映画とも違う、文章だからこそ伝わるドキドキ感がたまらない一冊である。

イックさんの評価:

有川浩さんの代表作図書館戦争シリーズの記念すべき1冊目がこの図書館戦争です。私はこの作品が本当に大好きで是非ともオススメしたい一冊です。

 有川さんお得意のSFモノで、有川さんの作品の特徴は丸っきり異世界と描くというのではなく、日常に特殊設定を加えるといったモノで、だからこそスンナリと物語の世界に入っていけるのです。

 図書館戦争の世界は、図書館の本を守る為に図書館には武装した組織図書隊が存在するんです。そんな図書隊を舞台としたラブコメといってもいいでしょう。

 堂上篤と笠原郁この2人のキャラクターが本当に良くて、2人のやり取りが楽しくて仕方がありません。堂上は笠原にとっては上司にあたる人物で5歳年上なんですが、身長は笠原の方が5センチ高い凸凹コンビです。シリーズを重ねる毎にラブの要素が強くなっていき、読んでいる方が恥ずかしいくらいのバカップルになっていく様子を描いています。

 勿論魅せ場の戦闘シーンや本に対する想いなども、読書が好きな人間には堪らなく魅力的です。

回転すしさんの評価:

最近、急に人気作家の仲間入りをした感の有る有川さんですが、本書はその有川さんの代表作の一つです。

アニメ化や映画化もされたことが有る為、既にご存じの方も多いのではないでしょうか。

あらすじをご紹介すると、検閲がまかり通っている近未来の日本を舞台に、読みたい本を読みたいだけ読む国民の権利を守る為、図書館員が日々奮闘するという物です。

そればかりでは、まあ検閲がまかり通っていると言うのは変わった設定ではあるけれども、メガネでもかけた朴訥とした真面目で純粋な図書館員が理想を追求している話ではないかと言った印象ですが、しかし、そんな感じでは終わらないのが有川さんです。

実は、彼ら図書館員は武器を手に取り、検閲部隊とドンパチをしてしまうマッチョ集団なのです。

もうね、笑ってしまうしか無いような設定なのですが、しかしこれが不思議としっくりと来てしまうのです。

ほんと、面白いとしか言いようがありません。

なので、思いっきり楽しめる小説をお探しの方には強くお勧めです!

NOKIさんの評価:

まさか本当に題名の通りの世界だとは思わなかったので読んでみて冒頭でこの設定に驚かされましたね。個人的にはあんな世界は好き。好きな本を武力を使ってでも守るなんて。あとは純粋に異性間のやりとりが面白い。登場人物達の気持ちや言葉や関係に思い入れること多し。分かるなそれ、居る居るこんな奴とか色々と共感できる。本来過激で壮絶な出来事の中なのに、絶望感だったり悲惨な感じが全然しないところも不思議でいい。そんな現実の中でもまるで普通の学生のような雰囲気が和む。6巻まで続く長編なので読んでいるうちに引き込み力は落ちてきますが、登場人物や背景が分かっているから読みやすさや共感が増えてくる。登場人物自体は非情に少なく描かれておりそれぞれの個性はあきがこないし、物語を通して1人1人の過去や進展に焦点をあてていくスタイルはとっても読みやすい。1番の印象は女性キャラが素敵でしたでした。図書館で戦争で殺し合いですから、キーワードだけではどんな女性が活躍するのかって想像もつかないです。オススメの作品です。

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