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有頂天家族

有頂天家族

有頂天家族

森見登美彦

2008年度本屋大賞部門
第3位

クチコミ( 2

「面白きことは良きことなり!」が口癖の矢三郎は、狸の名門・下鴨家の三男。宿敵・夷川家が幅を利かせる京都の街を、一族の誇りをかけて、兄弟たちと駆け廻る。が、家族はみんなへなちょこで、ライバル狸は底意地悪く、矢三郎が慕う天狗は落ちぶれて人間の美女にうつつをぬかす。世紀の大騒動を、ふわふわの愛で包む、傑作・毛玉ファンタジー。

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「有頂天家族」 の評価/クチコミ

うたさんの評価:

個人的には大好きな本の一つです。アニメ化もされており、有名な作品なのではないでしょうか。京都の町で狸やら天狗やらが繰り広げるドタバタ喜劇です。全体的にレトロな雰囲気が漂う本で、文体や情景のひとつひとつにきゅんとさせられました。京都に住んでいたことがある方ならそれこそ景観やらが浮かんできて楽しめるのではないでしょうか(私もそうでした)。下鴨4兄弟すべて魅力的なのですが、個人的には次男の矢二郎に一番感情移入したのではないかと思います。怠け者でプラプラしていてそして今はある理由があって蛙の姿で井戸の中で過ごしている。すごくダメなやつのように見えますが、とても繊細で優しい狸なんです。また、長男はしっかりしてそうだけど実は土壇場に弱いとか、三男は能力はあるのにぼんくらな感じが否めない、四男は末っ子らしく臆病もののいじめられっこなど愛すべきキャラクターがたくさん出てきます。

読み終わった後には温かい気持ちになれる作品だと思います。

くろさんの評価:

私は、森見登美彦さんの「有頂天家族」を読みました。京都を舞台としているのですが、なんとこちらに登場しているのは狸と天狗でした。それと人間も登場していますが、ほとんど脇役くらいです。出番があると言えば、人間でありながらも天狗に育てられたヒロイン、弁天だけでした。

しかもその弁天は天狗の長とも言える天狗、如意々嶽薬師坊と言う通称赤玉先生に育てられています。実はその赤玉先生は、弁天に恋をしてしまったのです。弁天を可愛がって育てたのですが、急に人が変わったかのように、弁天は赤玉先生を蹴落として離れて行ってしまいます。

そして主人公の狸、矢三郎は変化が得意でありました。人間の姿に化ける事もできる優秀な狸です。しかし、その狸と弁天は、長である赤玉先生に悪さをしました。そのせいで赤玉先生は、腰を痛めて空を飛べなくなってしまいます。

さらに天狗の力も失い、天狗界からも追放される等、波乱万丈な人生を送るのです。しかしこの小説の面白いところは、狸と天狗の争いではなく、狸と狸の争いが描かれています。ハラハラする作品に笑いもあって、家族との絆もある感動ものとなっているのです。

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