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全レビュー・口コミ件数:341件

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東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜

東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜

東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜

リリー・フランキー

2006年度本屋大賞部門
大賞

クチコミ( 3

オカン。ボクの一番大切な人。ボクのために自分の人生を生きた人―。四歳のときにオトンと別居、筑豊の小さな炭鉱町で、ボクとオカンは一緒に暮らした。やがてボクは上京し、東京でボロボロの日々。還暦を過ぎたオカンは、ひとりガンと闘っていた。「東京でまた一緒に住もうか?」。ボクが一番恐れていたことが、ぐるぐる近づいて来る―。大切な人との記憶、喪失の悲しみを綴った傑作。

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「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」 の評価/クチコミ

チキンカレーさんの評価:

母親と息子(主人公)の物語だと思って読み始めましたが、主人公と父親との関係、また彼女との関係などもキチンと書かれていて読み応えがありました。また家族のことばかりではなく、主人公個人の成長物語としても楽しめます。

ベタベタとした仲良し家族ではない、リアルな家族。父親との場面は決して多くはないものの、個性的で具体的で乾いていながらもザラザラとしていて、娘では描けない息子ならではの表現だと思います。

それなのに、主人公の母親に対する気持ちだけは湿っていて、確実に減っていく母親との時間を読み進んでいくうちに、胸が痛くなりました。

凝った文章でもなく、回りくどい文学的は表現もありませんが、借り物ではない言葉選びに、時々ハッとさせられました。主人公の気持ちに自分が重なり、やっぱりという感じでしたが、途中からは涙を流しながら読みました。

私は、母を亡くした後に読みましたが、母親が健在なうちに読みたかったなぁと思いました。時間をおいて、また読みたいと思っています。

みきこさんの評価:

この一冊、リリーフランキーさんの本なので、面白い痛快ものだと思って手に取った一冊でした。

まさかの心があったまる、涙の一冊には驚きました。

リリーフランキーさんのあの独特の世界観はこのお母さんの愛情だったのかと思わずにいられません。

お母さんの愛情に読者も心が温まり、お母さんが大好きになります。

テレビなどで見ているリリーフランキーさんの印象は変わります。

すっかりファンになってしまいました。

本屋大賞は侮れない物だと思います。

数々の素晴らしい作品が本屋大賞に選ばれてきましたが、このリリーフランキーさんの「東京タワー」はその中でも、一番勧めたい作品です。

本屋大賞の大賞!と言える作品です。

とにかく読んでほしい、心のバイブル的な一冊です。

響子さんの評価:

この作品が出版されたばかりの頃、私はまだオカンではありませんでした。

だから、読み終わった感想は(うちは姉私弟の3兄弟なので)弟は母に溺愛されてた事(私や姉は弁当無しで買い食い推奨だったのに、弟の学生時代は弁当でしかもおかずが全部手作りだった事や、欲しい物は何でも買って貰っていた事等)を思い出して女親は異性の子供には甘いのかもなと思ったぐらいでした。

年月は流れ、今私は2人の男児のオカンになりました。何となくリリーさんのオカンの気持ちがわかるのです。そして自分の母親の気持ちも何となくわかる気がします。

良い話だなぁと感動するもんじゃなく、親の愛って重いもんだよなぁ…と痛感する話のような気がします。

重いけど有難いし、あったかいんですよね。それがあるから人は弱った親を見捨てる事は出来ないのかもしれないなぁと思いました。

自分自身がオカンやオトンになってから読むとまた違った感想を抱く作品かもしれません。

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