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植物図鑑

植物図鑑

植物図鑑

有川浩

2010年度本屋大賞部門
第8位

クチコミ( 2

お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか。咬みません。躾のできたよい子です―。思わず拾ってしまったイケメンは、家事万能のスーパー家政夫のうえ、重度の植物オタクだった。樹という名前しか知らされぬまま、週末ごとにご近所で「狩り」する風変わりな同居生活が始まった。とびきり美味しい(ちょっぴりほろ苦)“道草”恋愛小説。レシピ付き。

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「植物図鑑」 の評価/クチコミ

華子さんの評価:

初めて読んだ有川浩さんの作品がこちらで、個人的に図書館戦争より強く印象に残っています。OLの女の子のアパートの前に、突如現れたイケメンが『僕を拾ってくれませんか?噛みません。躾の出来た良い子です』なんて声をかけてくるなんて、通常ではあり得ないお話ですが、そんな、通常ではあり得ないような発想を考えてしまう作者には素直に感心しました。彼の作品を沢山の方が支持していることにも大変納得できます。何よりこちらの作品は、今まで見た恋愛ドラマとは比べ物にならないくらいドキドキ感が違います。文章だけで主人公の甘酸っぱい思いや切なさが、ひしひしと伝わってきます。一時はどうなるかと思いましたが、最終的にはハッピーエンドな所がお気に入りです。また、ただの恋愛小説ではなく、ちょっとした節約レシピや、野草の名前の他にも【この植物はこの時期に咲いて食用になる】など、ためになる豆知識もそこかしこに散らばっており、特に主婦の方や二十代の女性の方には是非一度、手にとっていただきたい作品です。

うつうつさんの評価:

 「噛みついたりしません。よく慣らされているので拾ってくれませんか?」いう意味の謎の言葉から始まるストーリー、その初めの部分ですでに物語に引き込まれていました。

 「素性の分からない男の人を自分の部屋に引き込んだ女性」というのもよく考えれば「そんなことはないだろうという感じですが、それをスーとリートそれぞれの登場人物の思いを書き込むことによって、まったく違和感の内容にしているところが、「有川浩」という作家のすごい所だと思いました。

 その後しばらくは、「女性は今まで通りに働きに行く、拾われた男性は、あちこちの道端や川の土手に生えている雑草を使って、素敵な料理を作っていく、そして、そのうち女性の方も植物に関心を持つようになり、二人で『狩猟』と名付けてあれこれ草を取りに行って楽しい食卓にする」という場面が続きます。

 このまま終わってしまうのか、このままハッピーエンドになるのかと思っていたところに事件が起こり、話が急展開していくところが、やはり戸軸者をぐっと引き寄せているところだと思いました。

 そしてエンディング、全ての謎が解けた時にはやはり「有川浩ワールド」大全開の、ラブコメディとハッピーエンドが用意されていて、読者も思わず「ああよかった」と思わずにはいられない作品だと思いました。

 どこか代表作の「阪急電車」に似ているような気はします。しかし、読んでみるとやはりどんどんひきつけられると共に、物語の中の主人公の思いのように、電車の窓から見える線路沿いの土手の草花が気になってしまう作品でした。

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