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流星の絆

流星の絆

流星の絆

東野圭吾

2009年度本屋大賞部門
第9位

クチコミ( 3

何者かに両親を惨殺された三兄妹は、流れ星に仇討ちを誓う。14年後、互いのことだけを信じ、世間を敵視しながら生きる彼らの前に、犯人を突き止める最初で最後の機会が訪れる。三人で完璧に仕掛けはずの復讐計画。その最大の誤算は、妹の恋心だった。涙があふれる衝撃の真相。著者会心の新たな代表作。

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「流星の絆」 の評価/クチコミ

イックさんの評価:

この作品はドラマ化されたので知っている人が多いと思いますが、私は原作の方が好みです。ドラマの方は少々コミカルな要素が多かったように思います。小説の方はもう少しシリアスな印象が強いといえます。

 ストーリーは幼い頃に両親を殺された三兄妹が詐欺をしながら真犯人を探して復讐するといったもので、何よりこの3兄弟のキャラクターがいい。

 長男の有明功一は綿密なリサーチとシナリオを作成する頭脳派の司令塔で、次男の泰輔は擬態の天才で幼い頃の事件で犯人を目撃している唯一の人間です。そして一番のキーパーソンとなるのが末っ子で長女の静奈です。キレイな容姿で男を手玉により詐欺を行っている最中に事件の犯人の息子と出会い惹かれてしまいます。

 シリアスな内容が比較的淡々と描かれていて、そんな中でも兄弟の絆がきちんと表現できているのが流石だと思います。事件の時効を間際にして一気に物語が展開していきます。

 東野圭吾さんの作品はキャラクターより物語重視といった印象が強いのですが、これはとても丁寧に人物を描いている作品だと言えます。 

 

斉藤さんの評価:

一軒の洋食屋から始まる笑いあり涙ありのミステリーです。話の最初から最後まで非常にテンポが良く、また東野氏の描く人間同士の感情のやりとりや、些細な心の変化にはとりわけ感心します。3人の兄妹が話の中枢を担っていますが、小説中盤までは彼らのやりとりが中心となっています。3人で協力して生きていく姿は、たとえそれが道から外れているものであっても応援したくなるような不思議な温かみを感じるのです。

ですが、彼ら兄妹には悲しい過去があり、中盤から後半にかけてはその過去が大きくのしかかってきます。それをどう感じるかは読者次第ですが、悲しくも辛くもあり、切なくもあり彼らを諌めたくなる気持ちもありと、心が激しく揺れ動きます。描写の細かさから、痛いほど登場人物の心がわかる一方で、だからこそ、誰を責めるわけにも、誰の肩を持つわけにもいけないような、そんな心の葛藤を読者に感じさせます。何度も繰り返して読みたくなる、そして人にも薦めたくなる絶品の内容です。

NOKI6さんの評価:

流星の絆大好きです。東野圭吾作品ってどれも引き込み力が抜群ですが流星の絆は特に凄いです。正直睡眠も食事も奪われて読みふけってしましました。

親を殺された3人の幼い兄弟がいつか犯人を見つけて復習しようと心に決めて皆で助け合って生きていくって背景から始まる物語です。兄弟の歩む道、お互い助け合う姿、そして犯人を見つけ追い詰めていく。それだけだったらその辺の殺人ミステリーものになってしまうところが流星の絆はひと味違いました。それはまさに『絆』の意味を考えさせられる作品でした。

登場人物は少なく、非情に1人1人の個性や気持ちに移入しやすくてどの人物の気持ちもとっても伝わります。それぞれの立場からの絆もとっても伝わってきます。また、結構コミカルさもありの楽しくも、悲しくも、ビックリもありの色々な要素が含まれた作品だと思いました。でも1番は物語の中心がひっくり返るようなビックリすることかな。そしてそのあとに来る切なさ、とってもわかる気がします。。

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