本屋大賞.com

全レビュー・口コミ件数:341件

本屋大賞に特化した書籍(本・小説)の口コミ・レビュー・ランキング【非公認】ファンサイトです。歴代の本屋大賞受賞書籍や、著者の関連書籍をデータベース化しています。各種ランキング機能により、読者から実際に評価の高い書籍や、おすすめの書籍を簡単に見つけることが出来ます。

深い疵

深い疵

ネレ・ノイハウス

2013年度翻訳小説部門
第3位

クチコミ( 1

ホロコーストを生き残り、アメリカ大統領顧問をつとめた著名なユダヤ人が射殺された。凶器は第二次大戦期の拳銃で、現場には「16145」の数字が残されていた。司法解剖の結果、被害者がナチスの武装親衛隊員だったという驚愕の事実が判明する。そして第二、第三の殺人が発生。被害者の過去を探り、犯罪に及んだのは何者なのか。ドイツで累計200万部突破の警察小説シリーズ開幕。

クチコミを書く

「深い疵」 の評価/クチコミ

回転すしさんの評価:

ナチスのユダヤ人虐殺といえば、人類史に残る残虐行為です。

本書は、そのナチスの亡霊に悩むドイツらしい作品と言えるのではないでしょうか。

ストーリーはアメリカの大統領顧問も務めたことのある老年男性の射殺体が発見された事から始まります。

殺害現場となった男性の自宅には16145と言う数字が残されており、それを切っ掛けに、実は男性はナチス親衛隊員であった事が明らかになります。

このスキャンダルを恐れる上層部がまるで隠蔽工作を働くかのような動きを見せる中、更に元ナチスが殺害され、事件は復讐を目的とした連続殺人事件の様相を呈し始めますが。。。

主人公がいかにも俗っぽい小説に登場してきそうな設定の持ち主である等、本作は通俗小説としての趣が強い作品ではアリアスが、しかし、それにも関わらずナチスの戦争犯罪という重いテーマを取り上げている様子に、未だにドイツではナチスという過去は多くの人の心に残っている出来事なのだなあと言う実感を得た次第です。

色々と重たい内容ですが、しかし、同時に上記の通り娯楽小説としても成功しており、うっかりすると世を徹して一気読みしてしまいそうですよ。

閉じる

コメントを投稿する

※投稿されたコメントは管理者のチェック後、サイト上に反映されます。内容に依り削除・編集させて頂く場合が御座います。

送信する

2013年度本屋大賞部門の他の書籍

2013年度本屋大賞部門ランキングを見る >

受賞年度別

著者別