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赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説

赤朽葉家の伝説

桜庭一樹

2008年度本屋大賞部門
第7位

クチコミ( 1

“辺境の人”に置き忘れられた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の“千里眼奥様”と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。―千里眼の祖母、漫画家の母、そして何者でもないわたし。旧家に生きる三代の女たち、そして彼女たちを取り巻く一族の姿を鮮やかに描き上げた稀代の雄編。第60回日本推理作家協会賞受賞。

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「赤朽葉家の伝説」 の評価/クチコミ

ぐらんさんの評価:

製鉄所を営む赤朽葉家一族。祖母、母、わたしとその女系の歴史を「わたし」の視点から語っていく話です。

現代史の流れとともに一族の歴史が語られるという点で、歴史好きな私としては非常に好みでした。知らない時代をこうして小説で垣間見るというのは面白いですね。

一番好きだったのは母・毛鞠の物語。レディースだった彼女は漫画の才能に目覚め、自分の過去を元に少女漫画の連載を始めます。「ありえねーよ」っていう展開ですが、それが気にならなくなるほどの波瀾万丈さが面白かったです。作者によると毛鞠の章は「少女漫画風」に書く予定でしたが、祖母・わたしの文章に合わせたらしいです。ぶっとんだ展開はその名残かもしれませんね。

祖母・母の章から一転「わたし」の章になるとごく普通の現代女性の話になります。「語るべき物語を持たない」と自分から述べる彼女に自分を重ねたくなるところがありました。現代っ子ってこんな感じだな、と共感してしまいます。

非常にエキサイティングな小説でした。

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