本屋大賞.com

全レビュー・口コミ件数:341件

本屋大賞に特化した書籍(本・小説)の口コミ・レビュー・ランキング【非公認】ファンサイトです。歴代の本屋大賞受賞書籍や、著者の関連書籍をデータベース化しています。各種ランキング機能により、読者から実際に評価の高い書籍や、おすすめの書籍を簡単に見つけることが出来ます。

鴨川ホルモー

鴨川ホルモー

鴨川ホルモー

万城目学

2007年度本屋大賞部門
第6位

クチコミ( 3

このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。祇園祭の宵山に、待ち構えるは、いざ「ホルモー」。「ホルモン」ではない、是れ「ホルモー」。戦いのときは訪れて、大路小路にときの声。恋に、戦に、チョンマゲに、若者たちは闊歩して、魑魅魍魎は跋扈する。京都の街に巻き起こる、疾風怒涛の狂乱絵巻。都大路に鳴り響く、伝説誕生のファンファーレ。前代未聞の娯楽大作、碁盤の目をした夢芝居。「鴨川ホルモー」ここにあり。

クチコミを書く

「鴨川ホルモー」 の評価/クチコミ

ぽんたさんの評価:

ノンフィクションものであったり、フィクションでも、サスペンスやミステリー、ホラーといった暗くて重いストーリーが好きなので、「鴨川ホルモー」なんて、タイトルからしてふざけている小説を最後まで読むことが出来るかなと疑心暗鬼に駆られながら読みました。

しかし、奇想天外、奇天烈なストーリー展開にすっかり魅了され、一気に読破してしまいました。そして、著者はどんな風にこの話を考えたのだろうと思わずにはいられませんでした。私の頭では到底考えられない、予想をはるかに超えるストーリーに拍手喝采です。

まずは、ホルモーとは何ぞやという疑問が生まれますが、これは古くから続く大学対抗の競技です。オニを操りながら進めていくのですが、これがまた一筋縄ではいかないだけに、面白おかしく話が展開していきます。

大学生ならではの恋愛話も織り込んであり、自分の大学時代ははるか遠くではありますが、その時の記憶がよみがえります。

京都を舞台にした話なので、京都に行きたいと思わせる一冊でもあります。

エゾシカオさんの評価:

京都が舞台の超ファンタジーです。予備知識無しにタイトルから想像しても、正直ここまでファンタジーだとは思いませんでした。なので、割りと早い段階でオニが出てきた時は、驚きとともに戸惑いが先行して少々がっかりしました。なんだこの設定はと。しかししかし、その設定をギリギリのバランスで保ち、なおかつ登場人物の魅力を引き出すテクニックに脱帽です。ファンタジーなのに登場人物はかなり地味で、あくまで普通の人っぽいところがとても好きです。で、ロマンスの話もちょっと胃のあたりがくすぐられるようなこそばさを感じ、妙に感情移入しちゃうところがすごいなと思いました。自分は修学旅行でしか京都に行ったことがないのですが風景描写が鮮やかで、その橋を自分も通ったことがあるような気になりました。その他、山や建物なんかも臨場感があり、他の作品でもそうでしたが、大変読みやすいなかに細かな描写を盛り込むのが非常に上手な作家さんだと思います。読んでて大変心地よい気分になりますね。

うつうつさんの評価:

 「万城目学」という作者と出会った始めの作品がこの「鴨川ホルモー」でした。とにかく、その名前の不思議さと表紙の絵の魅力にひかれての衝動買いでしたる

 しかし、買って読み始めたとたん、ページをめくる手は止まらなくなり、結局、その日一日「鴨川ホルモー」で終わってしまいました。そのくらい面白い作品だと思いました。

 とにかく「そんなあほな」というような話が次々と続き、おも和上、話の中に引き込まれていました。

 特に「オニ」と出会うための儀式として使われたのが、昔懐かしい「レナウン娘」利の歌だった場面では、思わず、何度もページを元に戻してもう一度その場面を読み直していたことがよくありました。

 また、京都という私の地元に近いけれども、どこか不思議な雰囲気のある場所を選び、本当にある大学の名前や地名を使ってのストーリー展開は、何やら「これはもしかしたらどこかで本当に行われていることかもしれない」と、関西の人間は思ってしまうような感覚がありました。

 客観的にみると「そんなことありえない」とは思うのですが、祇園祭の日にそれぞれの大学のサークルが会いまみえたり、鴨川デルタや大学の寮の描写などもしっかりしていて、より現実味を帯びたような話になっていると思いました。

 蛇足ですか、この作品は映画にもなりました。何度となく見たことがありますが、なぜか飽きない作品になっています。栗山千明の魅力も私はこの作品で再確認したほどです。

 確かに「本屋大賞」という、芥川賞でも、直木賞でもない賞にぴったりの作品だと思いました。

閉じる

コメントを投稿する

※投稿されたコメントは管理者のチェック後、サイト上に反映されます。内容に依り削除・編集させて頂く場合が御座います。

送信する

万城目学 の他の書籍

2007年度本屋大賞部門の他の書籍

2007年度本屋大賞部門ランキングを見る >

受賞年度別

著者別