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うつうつ

うつうつ

 「万城目学」という作者と出会った始めの作品がこの「鴨川ホルモー」でした。とにかく、その名前の不思議さと表紙の絵の魅力にひかれての衝動買いでしたる

 しかし、買って読み始めたとたん、ページをめくる手は止まらなくなり、結局、その日一日「鴨川ホルモー」で終わってしまいました。そのくらい面白い作品だと思いました。

 とにかく「そんなあほな」というような話が次々と続き、おも和上、話の中に引き込まれていました。

 特に「オニ」と出会うための儀式として使われたのが、昔懐かしい「レナウン娘」利の歌だった場面では、思わず、何度もページを元に戻してもう一度その場面を読み直していたことがよくありました。

 また、京都という私の地元に近いけれども、どこか不思議な雰囲気のある場所を選び、本当にある大学の名前や地名を使ってのストーリー展開は、何やら「これはもしかしたらどこかで本当に行われていることかもしれない」と、関西の人間は思ってしまうような感覚がありました。

 客観的にみると「そんなことありえない」とは思うのですが、祇園祭の日にそれぞれの大学のサークルが会いまみえたり、鴨川デルタや大学の寮の描写などもしっかりしていて、より現実味を帯びたような話になっていると思いました。

 蛇足ですか、この作品は映画にもなりました。何度となく見たことがありますが、なぜか飽きない作品になっています。栗山千明の魅力も私はこの作品で再確認したほどです。

 確かに「本屋大賞」という、芥川賞でも、直木賞でもない賞にぴったりの作品だと思いました。

2015年1月23日

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