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じょえたす

じょえたす

村上春樹を思わせる文体で、静かで穏やかな雰囲気で描かれる恋愛小説。

アクアプランツの店長の主人公が、羨ましくなってくる作品だ。

主人公は、特に容姿が優れた訳でもないし、女性が苦手で、一件ぱっとしないように見える。

所が、実際には出来る有能な部下がいて、好きな事を仕事にして暮らしていくだけの収入もある。

結婚紹介所で紹介された女性は、聡明で容姿も整っていて、お互いを知るためのデートもうまくいっていた。

そんな所に、絶世の美女まで現れて、主人公の店に住ませてほしいと言ってくるのだ。

健全な男子なら、疎ましさを感じる程に恵まれた主人公なのだが、展開が進むに連れて主人公に読者であるこちらまで惹かれていく。

煮え切らないし、大人しいし、頼りなさそうではあるのだが、優しくてどことなく暖かさを感じる主人公なのだ。

実は絶世の美女は主人公の幼馴染で、お互いに幼いころからの秘めた思いに気付く。

序盤の安らかな展開から、美女の病が発覚し、二人の別れが迫ってくるのだが、その頃には主人公の為に展開にハラハラしながらページをめくったものだった。

主人公はもちろん魅力的だが、出番が多くないはずの主人公の父も魅力的で強く印象に残る作品だった。

2015年2月19日

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