やまもん
話題だから読んでみましたが、なかなか読み応えがありました。
1つの事件を元に、主人公を変えたオムニバスなんですが、主人公が変わると、前の話で感じた印象と別の印象をもったり、そんなところが面白かったです。
ダメな人を更正させるために時間を割くより、普通に授業を聞いてる子に迷惑をかけない指導法は、マンガ「鈴木先生」に通じるものがあります。
「ダメな人でも必ず更生することができる」というような言葉がありましたが、これは疑問に思います。
もちろん、そうであってほしいのですが、そうでないのが現実な気がします。犯罪者の更生プログラムって、すごく難しい問題だと思います。
それよりは、一人一人がきちっと子育てをして、犯罪者にならない環境を整えるほうが、まだ簡単な気がしますが、それはそれで難しいことなのでしょうか。
映画化も評判だったので、見に行きましたが、小説と違って、ぴんときませんでした。
現代の子供の息苦しさと気持ち悪さばかりが感じられて、つら~いかんじになりました。