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らむ

らむ

映画の方を先に観ましたが、悲しくて切ないストーリーに惹かれて小説の方も読んでみました。小説の八日目の蝉は最初の方から飛ばしていて、読んでいてのめり込めて、切り口が本当に上手だと感じました。ただ、2章から少しペースダウンしていて、誘拐した子供の成長や感情などを淡々と書いている感じがして、もうちょっと周りの情景を描いてくれたらもっと良かったかなと思いました。内容は不倫相手の子供を誘拐して、その子供と逃亡生活をするというストーリーなのですが、子供を誘拐した主人公が悪いと、一言では片付けられない内容で、心を締め付けられました。私だったら主人公と同じ立場に立たされた時に、どんな行動を起こすだろうとか、私だったら泣き寝入りしそうとか、自分の中でいろんな感情が湧き上がるそんな小説でした。

後半は、誘拐された子供が大きくなって、誘拐犯の母と同じように既婚者を好きになってしまう内容でしたが、そこもよく計算されて描かれていて面白かったです。ラストも主人公と誘拐された子供の今後が想像できる終わり方で、感動しました。

2015年10月1日

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