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イック

イック

 私は京極夏彦さんの京極堂シリーズは全て読んでいます。シリーズ第一弾の姑獲鳥の夏からどんどん物理的に分厚くなるシリーズはまさに読み応えがあり、そしてホラー的要素を含む独特な世界観が堪らなく好きで、辞書かと思うあの重みさえもファンからしたら嬉しいものです。

 陰摩羅鬼の瑕はシリーズ11冊目の作品で、ストーリーは過去何度も花嫁を初夜の晩に殺され男が5度目の結婚をするというので花嫁を守る為に雇われた傍若無人な探偵の榎木津礼二郎と鬱病持ちの小説家の関口巽がその館を訪れます。

 このシリーズは読んだだけでなんだか膨大な知識を得たような気になれるので少し賢くなった気分です。まあ日常では使用しない知識ばかりだったりします。そしてこの物語は特に哀惜が強かったように思います。あと関口さんが少々不安定な部分が大きくなり少々心配になってしまいます。

 最後は京極堂により定番の憑き物を落しで締めくくりますが、今回の犯人やトリックが分かりやすかったように思います。そこは少々物足りないかなと思うのですが、シリーズものゆえのキャラクターの魅力と安定感があるといえます。

2015年2月18日

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