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弥生

弥生

こちらも映画パンフレットがきっかけで、図書館で原作を借りた口です。

予約する際に単行本3冊というのは分かっていたのですが、いざ借りる時にその分厚い事と言ったら!(1冊500~700頁?ぐらいでした)

作者のファンというわけでもなく単なる試し読み感覚でいたので、読み切れるか自信も揺らいでしまいましたが、2冊目以降からは一気に最後までいけました。

1冊目では、ある女子の暗い内面をいきなり突きつけられた感じで少し憂鬱な気分になってしまったのですが、学級裁判をやろうという辺りからは彼らが自分の力でどこまでやれるのか気になって来ました。

実を言うと、私自身はかなり早い段階(ヒロインが真相に気付く前)でオチが読めてしまっていたのですが、最後まで少年少女たちの心理が丁寧に書かれていたように思います。

思春期特有の残酷さも、自身が大人となってしまった今なら共感すると同時に理解して受け止められる気がします。

大人ではないからこそ抱く不安や葛藤(信頼関係があるから家族に相談できたりする子もいるけれど)、そういうものや学級裁判といった濃厚な時を共有した彼らは、きっと一生にわたって本当の友情を育めるのだろうなと羨ましくもあります。

2015年6月20日

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