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全レビュー・口コミ件数:341件

仕事の取引先の人から進められて読んだ本です。

短編シリーズはあまり好きではないのですが、
この本には引き込まれるものがありました。

余命いくばくもない人の心情がありありと
描かれていました。

死を題材にする本やドラマはごまんとありますが、なぜか心に残っています。

重松清さんの本はこの「その日のまえに」以外にも死が題材となっている本「カシオペアの丘で」を
読んだことがあります。

この長編小説であるカシオペアの丘では、本当に
重いお話でしたが、その日のまえに、は重いながらも
なぜかさわやかな読後感がありました。

短編ながらも連作なので、すいすいとページが進みます。

そして、なにより、毎日仕事や人間関係のささいなことで
心を荒立てている自分が情けなくなりました。

当たり前の毎日、健康であること、屋根のある家で
くらせること、ご飯を食べれること、そんな日常に
感謝できるようになりました。

また、若いときに死別した恋人のことも思い出さずにはいられませんでした。

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