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武骨堂

武骨堂

 古書店というと、ベレー帽を被った気難しそうなじいさんが店番をしていて、店に一歩足を踏み入れるとギロリとにらまれるようなイメージがあるが、この本の舞台であるビブリア古書堂の店主である篠川栞子は二十代の物静かな美女。

 極度の人見知りでおおよそ接客業には向かない性格だが、本に係わる話題になると人が変わったように饒舌になり、膨大な知識と観察眼で古書にまつわる秘密を次々と解き明かしていく。

 このヒロインの持つ二面性も本作品の大きな魅力の一つでしょう。

 主人公の五浦大輔は、祖母の遺品である『漱石全集』を売るために訪れたビブリア古書堂で栞子と出会い、祖母の意外な秘密を知ると共に、栞子に興味を持つ。

 五浦はその後に古書堂の店員となり、ワトソン役として栞子と共に古書の謎を追っていくことになります。

一話完結のストーリーで読みやすく、古書の魅力と古書に係わる人々の人間関係が丁寧に書かれており、どこか昭和初期のミステリー小説の香りのする世界観は一読の価値があります。

2015年1月31日

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