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この本で特に目立つ存在は、主人公、星野一彦の見張り役である繭美である。一般の人間からかけ離れた体の大きさと、パワー、乱暴さ。「私の辞書に、『色気』はない。」などと、「常識」や「上品」などといった語句を自分の持っている辞書に黒く塗りつぶしているのだ。読んでいて、その繭美と主人公一彦とのやりとりに笑ってしまう時も多々あった。こんな繭美だが、一見乱暴で性格も悪いと思うかもしれないが、意外といい人なのではないかと僕は思った。筋の通ったことや最もなことを言うし、圧倒的な力で敵も倒す。一連の流れとしては、あのバスに連れて行かれる前に、なんと五股をしていた一彦が五人に別れを告げるということである。繭美と結婚するからということで別れたいというのだが、にわかにも信じがたいのが相手にとっての思いだろう。それでも、あのバスに連れていかれるので、一彦は恋人達と別れるのだ。最終的に、一彦はあのバスに連れていかれるが、そのあと繭美が助けに行くかはよくわからない「キックした。」という所で終わっている。せっかくなら、一彦を繭美があのバスの人達をやっつけ、しっかりと助けて終わる方が良いかとも思ったが、「キックした。」で終わったのも何か作者の意図があったのかもしれない。

2015年2月7日

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